レザーについて
LEATHER
BROOKLYN MUSEUM が約2年の年月をかけ開発したレザー、「ヤマト」。
日本の四季の恩恵、そして職人たちによってじっくり時間をかけ育てられた和牛を使用していることが最大の特徴です。
「牧場から前鞣し、後鞣し、染色、そして仕上げまで、とにかく全工程において日本で行うことにこだわりたい」
そんな要望を叶えてくれたのは、東京で長年ヌメ革ベースのタンニン鞣しを専門としている〈カナメ〉。
キメ細かい肌目と薄く繊細な原皮を活かし、ハリのあるなめらかなレザーへと仕上げられます。
和牛の風合いを損なわぬよう、タンニン鞣しを施し、「本染め」と呼ばれる加工法によって染め上げられています。
原皮に染料を少し入れては天日干しをし、再度染料を少し入れては天日干しをする、という過程を何度も繰り返し、時間をかけて皮の芯まで染料を染みこませる製法で、手間を惜しまず丁寧に仕上げられています。
本染めだからこそ表現できる、澄んだ色と質感。BROOKLYN MUSEUM のオーダーカラーを忠実に再現するため、仕上げのカラーリングを一枚一枚手染めで行う丁寧さ。
この仕上げにより、クリアな中に深みのあるエイジングが実現し、身につける年数とともに、色は徐々に深く、濃く変化するのです。
今ではほとんど行われていない「ツキ」を行うことも、ヤマトを語る重要な鍵となります。肌目を整えるため、ヘラで表面を滑らかにしていく── この作業を数回施すことで、より一層美しくエレガントな革へと仕上がります。
牛の飼育・原皮から革への加工・製品となる最後の行程まで全てが、 日本の卓越した職人たちによって手がけられた、『オール・メイド・イン・ジャパン』。
最上のクオリティで仕上げるその工程には、 多くの手間と時間がかかっています。 様々なタンナーに“手間がかかり過ぎる”と断られ続けた工程を、“良いものを作りたい”という一心で快く引き受けてくれた作り手がいたからこそ、実現した、世界に誇るべき革です。
HOW TO CARE
コロニル1909 シュプリームレザーローションをお薦めします。
はじめに、ブラッシングで見えないホコリや汚れなどを取り除いたあと、柔らかい布にごく少量のローションを取り、革製品に均一に塗り込んでいきます。
塗布後はブラッシングで、余分なクリームを取り除きながら、艶を出していきます。
仕上げにレザーグローブで乾拭きをして下さい。
この際、革の油分を奪ってしまう恐れがありますので、強く拭きすぎない様ご注意下さい。
お手入れの頻度は状態にもよりますが、1年に一度を目安に行って下さい。
NOTE
- 革を染める時期や原皮の個体差によって、1枚1枚染料の入り方が違う場合があります。革の個性とし、お楽しみ下さい。
- 商品画像はできる限り現品を再現するよう心掛けておりますが、ご利用のモニターやパソコン環境によっては、色の見え方に差異が生じる場合がございます。予めご了承下さい。