LEATHER

レザーについて

藍染めクロコダイル

藍染めクロコダイルIndigo dyed crocodile

クロコダイルの中でもバランスの良い斑(鱗模様)と、良質な革の状態が、世界中で非常に高い評価を受ける〈ナイルクロコダイル〉。
一匹のサイズが小さいため、取れるアイテムの数は極僅か。
長財布ともなれば、『クロコ1枚から1点』しか作り上げることができず、その美しさに思わずため息が出る程です。その希少性の高いナイルクロコダイルを、日本独自の染色技術「藍染め」で染め上げた、レザーのダイヤモンド。何年もの時間をかけ、試行錯誤を繰り返し、卓越した日本の技術が集結し生み出された《藍染めクロコダイル》の質感は、数多くの“革好き”を魅了しています。

クロコダイルの鞣し技術を有するタンナーは、世界でも20社程度。日本国内では6社。全世界で数万社あると言われる牛革のタンナーと比較すると、どれほど希少であるかがわかります。

世界的にクロコダイルタンナーが少ない理由。
とにかく手間と時間がかかる、ということ。
動物保護の観点から年間取引数が限定されていることや、養殖自体に年月を要する点なども挙げられますが、鞣し工程に大きな違いがあります。
ボディを覆う硬い鱗を加工できる状態にするまでにも数週間を要し、1枚のクロコダイルが全工程を終えるまでには、作業をノンストップで行っても3ヶ月の期間が必要です。

染色にいたっては、鞣し後の完全に乾燥した状態から染め上げていくため、寸分の狂いも許されない高い技術が求められる工程。
特にこの藍染めクロコダイルは、天然染料であるがゆえ、困難を極めました。気温・湿度・様々な気候条件を一日ごとに確認し、染料の配合を微調整。
タンナーの圧倒的な知識量と、職人たちの熱意によって仕上がった最上級レザーなのです。

長い時間をかけ行う鞣しの工程と、熟練した技術を要する仕上げの工程によって、斑(模様)の凹凸が美しく浮かび上がる藍染めクロコダイル。色に深みが生まれ、凹凸ごとの経年変化の差が色に奥行きを与えてくれます。

年々価値が高まっていく“素材の希少性”に加え、わずか数秒の狂いも許されない藍染めの“高度な染色技術”。ただでさえ難しいとされるクロコダイルの染色を、より高度な染色方法で表現しなければならず、ごく限られた職人のみが携わる事を許されているという徹底したクオリティ管理も、その価値を高めています。

大量生産はできず、年間に制作できるアイテムの数も限定しているのが実情。質感高い素材そのものの良さを感じていただきながら、日本の技術の高さを堪能できる逸品です。

HOW TO CARE

コロニル1909 シュプリームクリームデラックスをお薦めします。

はじめに、ブラッシングで見えないホコリや汚れなどを取り除いたあと、柔らかい布にごく少量のクリームを取り、革製品に均一に塗り込んでいきます。

塗布後はブラッシングで、余分なクリームを取り除きながら、艶を出していきます。

仕上げにレザーグローブで乾拭きをして下さい。
この際、革の油分を奪ってしまう恐れがありますので、強く拭きすぎない様ご注意下さい。
お手入れの頻度は状態にもよりますが、1年に一度を目安に行って下さい。

こちらの商品におすすめのケアグッズ

その他のケアグッズはこちら

LEATHER CARE PRODUCTS

ブルックリンのケアグッズ一覧へ

LEATHER CARE PRODUCTS

ブルックリンのケアグッズ一覧へ

NOTE

  • 水分を吸収しやすく、さらに一度吸収すると元の状態へ復元することが難しくなります。これは、繊維が一定方向に立っているため染み込みやすく、さらに膨張する性質によるものです。ある程度時間をかけて蒸発させることが可能なため、万が一の場合は、クリーム等を入れず(一枚膜を張る形となり、蒸発しにくくなるため)自然に水分が抜けるのをお待ちください。
  • 塩基性染料により染色されており、特に塩基は、空気中の窒素と紫外線により光触媒反応を促進させるものです。直射日光及び、それに準ずる光源の元に長時間放置されますと変色しますので、ご注意ください。
  • 表革(銀面)の裏側である肉の部位を削り出して加工されています。毛根付近にコードヴァン層が存在している為、ピンホール(毛穴)は避けられません。コードヴァン独自の風合いとしてお楽しみください。
  • 商品画像はできる限り現品を再現するよう心掛けておりますが、ご利用のモニターやパソコン環境によっては、色の見え方に差異が生じる場合がございます。予めご了承下さい。

私たちのSDGs

サスティナブルレザー