BROOKLYN MUSEUM のプロダクトに欠かせないもの。
それは「切り目コバ磨き」です。
フロントレザーとバックレザーを貼り合わせ、全てのパーツをひとつひとつ磨き上げるテクニック。
1アイテムに対し、数百にも及ぶプロセスの中で、コバ磨きが締める割合は40%。約半数の時間を費やすプロセスです。
染料を入れては磨き、乾燥させ、また染料を入れて磨く。気の遠くなるようなプロセスを丁寧に行い、財布は初声をあげます。
時間と手間がかかる上、ファブリックは使えずオールレザーで仕上げる必要があり、コストも段違い。そのため、大量生産には向かず、世界的にフューチャーされてこなかった手法。
この手法こそ未来を救う「リペア・エコノミクス」。
捨てることを前提としないモノ創りを。
修理を行いながら愛着を愉しむことができる唯一のプロセスなのです。