ブルックリンの今昔を語る。

はじめまして。
ブルックリンミュージアムCOO
内藤ハルミと申します。

今回からメルマガにて、
『なにごとも Trial & Error - This is Harumi's Style -』
を発信していくこととなりました。

ちょっと、いや、だいぶ長〜いですが
よろしければ暇つぶしにお読みいただけたら、これ幸いです。

まずは第一回目ということで
自己紹介と最近の活動内容を
少々お話させていただきたいと思います。

かれこれ約25年間、この業界に身をおいています。

アパレル・ジュエリーブランドにて、
人材育成・ブランドマネジメント・インテリアブランドコンサルなどを行なう傍ら
建築現場ガテン系、介護業界など
あらゆるジャンルにわたり経験をさせていただきました。

経験する目的を明確にし
トライアル&エラー。
興味があることは、あと先考えず行動。
そこがたまに傷。

ゆえに
うまくいかなかったコト。
バカだったなぁと猛省したコト。
開き直ったコト。
数しれず。

それらを栄養化し、帳尻をあわせようと
「すぐやる課」を決行。

このような七転び八起きにて、現在に至っております。
ガテン系や介護業界の話はまたの機会に。。。

ブルックリンミュージアムとの出会いは
私が20代後半(株)ブルックリンに入社。
創業者の草ヶ谷和久と共に当時は
レディースのセレクトショップを運営しておりました。

創業者がロンドンで買い付けてきたアンティークジュエリーや
私がデザインしたアクセサリー、海外セレクトのバッグやシューズなど
1点モノを中心としたセレクトショップ<Haas>。

ひっそりではありましたが
ガラス張りのショップの向こう側からは
お知り合いの方々やお客様がにこやかに会釈をしてくださり
穏やかな雰囲気のショップでした。

場所柄たまに女優さんやサッカー選手、映画監督など
個性豊かなお客様との楽しい会話は
昨日のことのように思い出します。

当時のブルックリンはOEM(卸)がメイン。
OEM を中心とした(株)ブルックリンチーム
と、セレクトショップHaasチーム。この2つのチームで運営していました。

日本にセレクトショップブームを巻き起こした
BEAMS
SHIPS
UNITED ARROWS
TOMORROWLAND
BARNEYSNEWYORKをはじめ、
当時旋風を巻き起こした有名裏原系ブランド
海外では大手百貨店や
NYのPaul Stuartなど
とにかくものづくりにこだわったバイヤー様とのプロダクトがメインだった
当時の(株)ブルックリン。

若き日の私は、
こだわりの強いオトナ達が楽しそうに仕事をしているのをみて、憧れた時代でした。

2000年頃から海外の巨大ファストファッションの波が押し寄せ
大量生産価格破壊時代到来。

この波に飲み込まれた商品を作ることは
お客様にとって
自分達にとって
賢明なのだろうか
と創業者が悩み葛藤を繰り返し
OEMを中心としていた(株)ブルックリンから
自社ブランドを立ち上げることとなり
「美術館にいるような優雅な気持で商品をみてもらいたい」と言う想いを込め
ブランド名<ブルックリンミュージアム>を誕生させようとしていた瞬間でした。

そこで、創業者と話し合い、Haasはクローズ。
私は(株)ブルックリンを一旦円満退職。

それからは
冒頭に申し上げた経験を積ませていただき
2014年 青山本店が神宮前に
リニューアルオープンのタイミングで出戻り。

2019年世代交代のタイミング
ブルックリンミュージアムCOOに。

現代表である草ヶ谷と共にディレクションやデザイン
経営にまつわる諸々を行なっています。

世代交代した今、二世代スタッフ達と
よく話し
よく食べ
よく笑い
活動しています。

みな志高く柔軟性抜群。
尊敬できるスタッフばかり。

創業者がよく言っていた言葉。
“ いかに楽しく、いかに人生を豊かにするか ”
創業者はプロダクトに情熱を注いだ方でした。

現在、プロダクトへの想いやこだわりは
創業者の息子である代表兼職人の草ヶ谷昌彦が受け継ぎ
日々モノ創りをしています。

私は創業者と現代表の20年を垣間みてきたものとして、
“いかに楽しく、 いかに人生を豊かにするか”を
プロダクトを通し継承していくことはもちろんのこと
このメッセージに共感していただける
お客様・異業種様との活動を通し
みんなで泣いたり笑ったりしていきたいと思い、仕事に取り組んでいます。

昨年5月、 マギーズ東京という
英国発祥のマギーズキャンサーケアリングセンターへのチャリティイベントを開催し、
同年12月には、マインドフルネスを取り入れた
ライフデザインワークのイベントを開催。

今年2月には、 モノ創りの体験を通し
永くつかえるモノを愛用し
「使い捨ての時代に終わりを告げよう」という
環境問題をテーマにしたワークショップを開催しました。

どのイベントも
お客様&協賛いただいた企業様&私たちスタッフ
三方感動の「泣いたり笑ったり劇場」。
とてもエキサイティングな体験でやみつき状態です!

今年も昨年同様5月にマギーズ東京のイベントを予定しておりました。(収束したら必ず実現しますね。 )

その他にもシンガポールから日本の工芸品を
発信している<HULS Gallery Singapore>では
ブルックリンミュージアムの商品をセレクトいただいているのですがそこの工芸品がお世辞抜きに優雅で美しい。

ブルックリンミュージアムのお客様にも
見ていただく機会を作れたらいいな、と思い、
その旨をお伝えしたところ快くOKしてくださり
厳選した工芸品をブルックリンミュージアムで展示しながら美味しいお酒をふるまうイベントも計画しておりました。

いかに楽しく、いかに人生を豊かにするための
イベントプラン。まだまだたくさん考えています。

今すぐ叶わなくても
必ずまた皆さまと会えます。

願うのではなく、 そう決める。

そう強く希望を持ち
準備期間ができたと前向きにとらえ
今できるコトに取り組んでいます。

#stayhomeのこの時期ですが
幸い代表が職人なので
プロダクトにおいては手がけたサンプルをみては
即座に話し合い。
時に修正依頼し
完成度を上げるためのモノ創りを。

スタッフ瀧澤とは、ブルックリンミュージアムの世界観を発信するためのwebプランニングや営業活動のコトを。
スタッフ渡辺とは、生産管理や財務などのコトを。

心強いスタッフ達とリモートミィーティングをしながら
チームワークは止まることなく進み続けています。

オンラインでは
ライブショップを楽しんでいただきたい! という思いから
ライブコンシェルジュ&チャットサービスをスタートし、早1ヶ月が経ちました。

ライブショップでは代表草ヶ谷がモデルとなり
商品とファッションコーデを全身でお見せしたり。
財布やバッグのディティールをアップでお見せしたり。

時にお互いの趣味の話や世間話をしたり
フリースタイルOK。

ちなみに草ヶ谷は革フェチなので
時に焼肉の部位を説明するかの如く、革について語ります。

草ヶ谷曰く
「ライブショップはテレビショッピングみたいで楽しい! 」
と申しております。

チャットでは
修理やクリーニングについてのご相談
配送のご相談・入荷予定の問い合わせ
などいただいています。

チャットは顔こそ拝見できないものの
「この難局を乗り越えましょう! 」
と激励をいただくこともあり
言葉のチカラに救われています。

ブルックリンミュージアムのお客様は
温かい方ばかりなんです。
本当にありがとうございます。

このような情勢だからこそ
新たな思考と
さかのぼった思考の中にあるヒントから
新しい未来を思い描き
希望を生み出す。

希望という言葉は
小学生くらいからよく耳にしていた言葉ですが
今、 希望という言葉の
素晴らしさを噛みしめています。

皆さまも
どうかご自愛いただき
気分転換にコーヒーを飲みながら
お酒を嗜みながら
ライブショップやチャットをご活用下さいませ。

商品を買わなくて全然大丈夫です。
話をするだけで
元気になれるときがあると思うので
ぜひお気軽に!の心です。

<brooklynmuseum1979_official   インスタグラム>では、
・BESPOKE紹介
・OEM紹介
・過去のイベント
・FACTORYの様子
など、
ハイライトで発信しております。
お時間ある時に
ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。

ちなみに
代表と私も地味にインスタをしております。
恥を忍んでお伝えさせていただきますと
いわゆる、映え要素はありません!
が、不器用ながらにお送りしております。

10歳の息子に
「映えないね! 」とクレームを言われながらも
ほんとにそうだなぁと認めつつ、ゆっくりアップしています。
もし気が向きましたら、そちらにもいらしてくださいませ。

では、次回は環境問題への取り組みやら色々な近況アレコレ綴りたいと思っています。

ついつい喋りすぎちゃいました。(すみません!)
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

“本日のトライアル&エラー”


考えごとをしながら
スーパーで買物をしていたら、
私の脳内を示すかのような、
ぐるぐる巻きのめかぶを発見。
脳内ぐるぐるを一旦リセット?!と思い、
めかぶをザクザクカットしていたら、
ARTな「モヒカンの貴婦人たち」が出現。

右の2人はケープが素敵。
左から2番目は宇宙からきた貴婦人!?
トライアルしてみたら
嬉しいエラーに出会えました。