「オーダーって、こんなこともできるんだ。」

これまで多くのお客様に、「こんなことできる?」というお問い合わせをいただき、カタチにしてきたビスポーク=フルオーダーメイドのアイテムたち。
現在も、半年以上先までご予約が埋まっている状態でお待たせしておりますが、ブルックリンの代表であり、筆頭職人である草ヶ谷昌彦が一点一点、魂を込めて制作させていただいております。

そんなオーダー品の中でも、数多くお問い合わせいただくアイテムを、エピソードとともにご紹介させていただきます。

 

長財布 & カードスリット付コインケース

長年、ずっとご自身の求める“デザイン”と“使い勝手”を兼ね備えたお財布を探されていたお客様。
気が付けば様々なお店に出向き、求める「ソレ」を探しては肩を落とし、問い合わせてみては、諦める日々が続いたそうです。

そんな中、たまたまブルックリンミュージアムへご来店。
決まったカタチだけではなく、一からデザインを作り上げていけるビスポークのお話をさせていただいたところ、早速後日オーダーを承りました。

とにかく細かな点まで、何度もご一緒に確認していただき、理想のデザインへ近付けていく──
中でもこだわった点が、「薄く、でも、コインケースが収納できる長財布」という点。

メインの素材としてピックアップした、<柿渋染め>の“刷毛目の向き”もご指定いただき、徹底的に話し合いを重ねた結果、素晴らしい逸品が誕生しました。

とても嬉しそうな笑顔に、職人もスタッフも暖かな気持ちにさせていただけました。

時計ベルト

とあるイベントで、ブルックリンミュージアムを知っていただいたご夫婦。
お二人とも時計が大好きで、とても楽しそうにお話してくださるのが素敵な雰囲気です。

ずっと探していた時計を手に入れたタイミングで、
「せっかく着けるなら、きちんとしたクオリティかつ、気に入ったレザーで。」
というこだわりの元、オーダーいただきました。

旦那様の素材は<藍染めクロコダイル>。
一目惚れだった、というほど、レザーの質感を気に入ってくださり、ステッチカラーなども即決でした。

奥様の素材は<ブルックリンオリジナルソフトレザー>。
キュートなカラーリングで、周りにいたスタッフも「かわいー!」と騒いでいました。

裏へ使用するレザーや、それぞれのカラーをお選びいただけるのはもちろん、Dバックルや女性用の細いベルトまで、お持ちの時計に合わせ、お作りさせていただきます。

ふと時計に目を向けたとき、自分らしく彩ったベルトがそこに。
手元を美しく演出する、「大人の嗜み」をご堪能ください。

スマホケース

いくつもブルックリンミュージアムのアイテムをご愛用いただいているお客様。
もともとご友人からの紹介で知っていただいた後、全て <フレンチカーフ> で揃え、大切にご使用いただいております。

「使うなら同じレザーで揃えたい」
と、今回スマホケースをフレンチカーフでオーダーいただきました。

コンセプトはシンプルに、「人と被らないもの」。

レッドのスマホを引き立てるように、内側はコーンクリームとオレンジで仕上げています。

表にも中にも選んでいただいたこのオレンジ。
実は、お財布でご使用いただいているお気に入りのカラー。
小物で、素材とカラーをさりげなく合わせるとは、上級者の「色遊び」です。

そのオレンジベルトを留める部分はホワイトにブルーのステッチを使い、一気に華やかな印象に。
エーゲ海をイメージしたそうで、スマホを手にする度、白壁の家々と美しい青い空と海が目に浮かぶようで、本当に素敵ですね。

次回は、お揃いの素材で時計ベルトも作りたい、とお話されていたお客様。

「次はどんな色にしようかな」
そんな妄想を膨らませるだけでも、どんどん楽しみが広がります。

ひとつのアイテムを完成させるためには、いくつもの「パターン(型紙)」が必要です。

草ヶ谷は、このパターンを引く時、絶対にお客様がそのアイテムをオーダーするに至った経緯や、ご来店時のエピソードを確認させてくれ、と言います。
なぜならば、お客様のご要望の背景が見えることで、より理想のカタチに近づけたモノをお渡しできるからです。

「もっとサイズを詰められそうだな…」
「ここにこの芯材を選んだ方が良いよ」
「こっちの仕様の方が絶対に使いやすいから、もう一度お客様へ提案してみて」

ブルックリンミュージアムの工房では、そんな会話が繰り広げられています。


全ては、「永く気に入って使ってもらえる“良いもの”をお渡ししたいから」。


お客様の数だけパターンを引き、その数だけ、素敵な“想い”をカタチにしてきました。
そう、ブルックリンミュージアムには、想いをカタチにできる職人がいます。

ぜひ、ご相談だけでもお越しください。
青山本店にて、お待ちしております。

オーダー&ビスポーク