表革交換について

元々、ベージュだったコードヴァン財布(左)が、
10年の時を経て、漆黒のようなエイジング(右)に。

ブルックリンのコードヴァンは、一般的なコードヴァンよりオイルをたっぷり染みこませたブルックリン独自の開発をおこなっています。
そうする事で「しなやかな強さとハリを兼ね備える」という大きな特徴があります。

多少キズが付いても下地が出ることなく、年月を経ることで、独特の輝きが増し、使い込む程に摩擦や水にも強くなり、手に馴染む魅力を秘めたブルックリンのコードヴァン。
牛革と比較し2倍3倍の強度を持っており、時を経て美しいツヤが増すことから、“グロス”コードヴァンと名付けました。


「表革コードヴァンのエイジングは堪能しつくしたけど、内革のヤマトレザーの赤いエイジングをもう少し愉しみたい」
というご要望から、内革ヤマトレザーはそのまま活かし、表革コードヴァンを交換することに。


表革:新しいコードヴァン
内革:ヤマトレザー
これら二つの素材を縫い合わせるため、<ヤマトレザーの針穴>に、新しいコードヴァンを重ね、「空ミシン」をかけます。
空ミシンをかけることで、表と内の「針穴=ステッチがかかる場所」がずれないように固定できるようになります。
固定するため、ひと目ひと目、丁寧に細かい針を打っていくのです。

ミシン目がずれないよう、ひと穴ずつミシンの針を落としながらステッチをかけ、針を抜き、またステッチをかける──

そんな作業をぐるりとお財布一周分行います。

お客様の想いを繋ぐため、新たな作品に仕上げる。
新たな命を吹き返すための「職人の技」と「真心」を合わせ、完成させていきます。